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2014/02/27

2013.11/03 日本アンプティサッカー選手権大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:y.uejima

RA東京、「日本アンプティサッカー選手権大会」をサポート

                                 報告:常任理事 加藤 慎一


 NPO法人東京都サッカー審判協会(RA東京)は、昨年11月3日、神奈川県川崎
市で行われた
「第3回日本アンプティサッカー選手権大会」に協力、大会審判委員を派
遣しました。

一昨年12月にNPO法人日本アンプティサッカー協会から「競技規則の精査、普及」、
「アンプティエドュケーション(アンプティーの啓発活動)」、および「試合等での審判協力」を主とした協力依頼を受け、
常務理事加藤を中心に活動を進めてきました。

 アンプティサッカーは、下肢の切断障害を持った方がフィールドプレーヤーに、
上肢の切
断障害を持った方がゴールキーパーになって1チーム7人で行う競技です。
日本ではまだ
歴史も浅く、競技人口も多くありません。
 2年に1回ワールドカップも行われており、競技規
則も国によって違っていたのが統一されつつありますが、
日本では、ワールドカップで使われた競技規則を日本アンプティサッカー協会が自力で翻訳しながら
統一ルールを作って日本選手権大会の機会等に伝達している状況で、
講習ができるわけでもなく、解釈が役員にも競技者にもなかなか徹底しません。
01    

アンプティの競技規則で難しいのは、競技者同士の接触の部分とフィールドプレーヤーの使う杖(クラッチ)の扱いです。
フィジカルコンタクトはサッカーと同じですが、
杖を使ってのコンタクトや杖を使ってボールを扱うと反則です。
どうしても杖にボール
が当たることが多く、サッカーのように「意図的に扱うとハンドリング」の見極めが大変難しいです。
プレーが早く、当たりも強く、身体のチャージなのか杖によるチャージなのか判定が難しいです。
他にも独特のルールもあり難しさを実感しました。
02

RA東京では、大会への審判協力に際し、まだこの競技を会員へ広く伝えていない現状を踏まえ、
役員だけでは無理と考え、RA東京長坂会長を通じ関東大学サッカー連盟
審判エリートコースに協力を依頼し、
多くの学生が希望した中から3名を派遣いただけ
ることになりました。
03

当日は、北海道、大阪、広島、大分、地元神奈川から合同チームも含め5チームが参加し、
ノックアウト方式で優勝を争いました。5試合の主審、第2審判、第3審判を上
記3名とRA東京の会員2名で担当しました。
RA東京早嵜理事長、関東大学サッカー
連盟関根審判部長の見守る中、選手の動きの鋭いドリブルに、
激しいコンタクトや強烈なフ
リーキックにシュート、オーバーヘッドも飛び出すなど1回戦から決勝戦まで熱い戦いが続きましたが、
難なく裁いて大会を無事にサポートすることができました。

  終わった後は選手からねぎらいの言葉かけもいただき、お互い握手を交わし、
一生懸命プレーする姿と合わせて清々しさ溢れる光景が見られました。

大会が終わり年が明け、この競技に関わって1年がたち初年の活動を終えました。
 R
A東京では、1年かけて得たアンプティサッカーの競技規則の理解や大会参加の経験を踏まえ、
NPO法人が目指す一般社会への貢献という見地からも、
引き続きアンプティ
サッカーに対する審判分野での協力を行っていきたいと考えています。

会員の皆様にこのスポーツを知っていただき、
興味関心ある会員はじめ多くの人間で
アンプティの活動を大会等でサポートするとともに、
関東大学サッカー連盟への審判依
頼を継続し多くの学生に人間形成の学びを体験してもらうべく、
次年度に向けてまた新
たな活動の方向性を模索しながら活動を進めて行きますので、
ぜひ皆様のご理解ご協力
をお願い申し上げます。


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