リオオリンピック報告
山内宏志( 国際副審 R.A.TOKYO会員 )
8月下旬、無事に帰国しました。リオは思っていた以上に涼しく、朝晩は上着が必要なほどでした。
心配されたジカ熱を媒介する蚊の発生も例年より少なく、ほとんど気になりませんでした。
治安面でも街中や試合会場には軍隊が警備に当たっていたこともあり大きな事件も起ることはありませんでした。
私たちは7月28日に現地入りして、翌日には開講式と体力テストがありました。
その後は、ほぼ毎日トレーニングと講義というスケジュールで3週間過ごしました。
時差12時間を感じたのは、2~3日ほどでしたが、研修はワールドカップへの選考を兼ねていることもあり、
とにかく1日1日を乗り越えることに必死でした。
私たちが担当した試合はグループリーグ第2節のデンマークvs南アフリカでした。
首都ブラジリアへ移動し、第4審はサウジアラビアの審判と組んで担当しました。
試合はファウルの少ないフェアな試合でFIFAからも全体的に良い評価を得ることが出来ました。
これからも他国の審判との競争は続きますが、今後につながるパフォーマンスを示すことができたと思っています。
【向かって左端が、山内宏志さん(IOC公式映像より)】