少々遅くなりましたが、2018年11月10日実施された「第2回審判法研修会」の報告です。
「平成30年度第2回審判法研修会」に参加して 三木通孝
11月10日(土)、味の素スタジアムでマッチメイクされたJ1リーグ
・FC東京対ジュビロ磐田戦でのRA東京「平成30年度第2回審判法研修会」
に参加しました。
試合開始前に、研修講師を務める布瀬直次氏(日本サッカー協会S級インス
トラクター、元国際主審)からプリントが配付され、今回のテーマは『動きと
ポジショニング』との説明がありました。また、「試合観戦中には、セットプ
レー時やゴール前のポジショニングに注目して下さい」とのアドバイスがあり
ました。
試合後にもたれたミーティングでは、FC東京対ジュビロ磐田戦の審判団の
レフェリングについて、参加者たちから積極的な意見が述べられました。
特に私の印象に残ったのは、主審が良いポジションを取るために、ランニン
グ中に何度も首を振り周囲の状況を確認していたこと、
および副審の積極的なファウルに対するサポートでした。
講師の布瀬氏からは、
(1)コーナーキック時のポジショニングとして、Jリーグでは
コミュニケーションシステムを活用しているので、ボールが正しくセットされたか
の確認は2名の副審が分担し、主審はゴール前の状況を集中的に監視する。
(2)ゾーン14(ピッチを18分割したときのペナルティーアーク付近の
エリア)は選手のためのエリアなので、主審は踏み込まないように注意している。
などの解説がありました。
「審判法研修会」は、日本のトップレェフリーのレフェリングを分析し、試合の
マネジメント方法を学ぶ貴重な機会ととらえています。
今後も積極的に参加したいと思いますし、RA東京・会員の皆さまにも
ご参加をおススメいたします。