2017年度 第1回 審判法研修会 を実施しました
FC東京様のご協力を得て原則年2回実施する審判法研修会の第1回が、4月30日(日)に
味の素スタジアムでのFC東京ホームゲームを利用して開催された。
(詳細データは文末をご覧ください。)
【課題を念頭に試合を注視する参加者。長坂会長(帽子、ネクタイ)、後方に布瀬講師も。】
今回は試合開始前にテーマを設定して試合の見学に入った。
テーマは「コンタクトを正しく見極めるには」とし、審判員のポジションや見る角度、
どのような判断があったか、などに注力しながら試合を見学した。
試合後のミーティングでは、4グループに分かれ、先ず審判員の良かった点、疑問点をグループごとに発表した。
続いてコンタクトがあったプレーを挙げて各人の考えを述べ、討議するかたちで進められた。
参加者からの代表的な意見として次のようなものがあがった。
良かった点
・一貫した判定基準で、安定したレフェリングであった。
・これにより選手との信頼関係が築かれ、試合もフェアーに進んだと感じられた。
・予測して動き出しが速く、スムーズに動いて良いポジションをとっていた。
疑問点
・警告は1件であったが、他に警告とすべきファールもあったのではないか。
・アディショナルタイムにプレーオンを採用した場面があったが、ファールとして終了とすべきではなかったか。
最後にコンタクトの見極めに必要な動きと、
ファールと判断するコンタクトについて解説があり、考え方を再確認した。
今回のようにテーマを絞って分析することは、判定基準が明確になり実践する上で有益であるとの感想が多くあった。
次回は考えを整理して研修に臨めるよう、テーマの事前提示を検討し、研修方法を工夫したいと考えている。
【データ】
2017年度 第1回 審判法研修会
期 日 平成29年4月30日(日)
会 場 味の素スタジアム
試 合 FC東京 vs サンフレッチェ広島 15時04分キックオフ
(結果 FC東京 1:0 サンフレッチェ広島)
審判員 主審:池内明彦 副審:宮島一代 副審:西村幹也 第4の審判員:堀越雅弘
研修指導者 布瀬直次
研修参加人数 16名
研修内容
・試合における実地見学
・試合後のミーティング
会場:KFC 2F レストラン
時間:17時00分~18時00分
以上報告:植村副理事長