RA関東、日本アンプティサッカー選手権大会2017に協力
RA関東・理事長 早嵜和幸
RA関東は、2017年11月11日と12日の両日行われた「第7回日本アンプティサッカー選手権大会2017」に
東京、神奈川、埼玉の各RAから審判協力を行いました。
会場は、神奈川県川崎市にある「富士通スタジアム川崎」かつてロッテ(現千葉ロッテ)の本拠地だった川崎球場が
アメフト専用スタジアムに模様替えしてできた球技場で、昨年と同じピッチでした。
審判員として、関西の中出氏を中心に、地元RA神奈川より兼井氏、高橋氏、滝沢氏の3名、
JAFA(日本アンプティサッカー協会)審判部長太田一雄氏(RA東京)、半根氏の2名、
そしてRA埼玉から松本RA理事長、遠藤氏の2名、合計で8名が参加協力しました。
私は2日目の決勝トーナメント、順位決定戦「7試合」の見学参加でしたが、
スタンドでの観客数の増加や試合内容の盛り上がり、
審判団も「神奈川チーム(3名)」、「埼玉チーム(3名)」セットで試合に対応することで
より質の高いコントロールの実現を具現化していて、眼を見張る思いを抱きました。
今年の大会の特徴は、
1.合同チーム①、② と昨年より1チーム増えたこと~従って試合数も増えました
2.小学生、中学生の若い選手が増えたこと
3.スタンドでの観客、応援の方々の数が増えたこと
等が挙げられると思います。
そして選手個人個人のレベルアップも著しく、チームとしての完成度があがっていた感じがしましたし、
どの試合も白熱した好ゲームが展開されて、更なる審判技術の向上も望まれるところです。
クラッチを使ったプレーに対しての判定基準のむずかしさや
キックインからのシュートに対するゴールインの見極め、
ボールがゴールを割ったかどうかをしっかり見極めるためのポジショニング分担、
アディショナルタイムに入ってからの試合の終わらせ方等まだまだ進化が望まれるところです。
また、選手のルールに対しての理解度も上がっていると感じましたが、
意図的ではないものの競技規則の理解が不十分と思われるプレーも散見されました。
今回、審判で大会協力をされた常連のRA神奈川、RA東京に加え、RA埼玉の3名の方も
しっかりとしたレフェリングで大会の盛り上がりを陰で支えるうえでの存在感を示されました。
毎年関西から参加されて審判団の大黒柱として活躍されている中出氏は、
落ち着いたレフェリングで説得力あるコントロールが見事でした。
とりわけ延長、PK方式までいっての決着となった決勝戦は審判団の支えもあり、
大変見ごたえのある締めくくりが出来て、観ている多くの方々に感動を与えたという印象です。
決勝戦は昨年と同じカード「FCアウボラーダ(東京) vs FC九州バイラオール」となりましたが、
最後は九州がPK方式を制して昨年の雪辱を果たしました。
FCアウボラーダ10番のエンヒッキ松茂良ジアス選手とFC九州10番萱島比呂選手の
すさまじいマッチアップは観ている者全員がハラハラするほど迫力あるものでした。
もちろん二人のストライカーのシュートも度肝を抜かれるほどのスピード感があり素晴らしい内容でした。
この大会の成功はJAFAの関根理事はじめ多くの関係者の協力によるものですが、
我々RAとしても協力の輪を広げていく必要を感じた大会でもありました。
いつものように表彰式に姿を現すセルジオ越後さんの雄姿は
周囲の皆さまにとっても頼もしく感じられたことでしょう。
この大会の今後ますますの発展を心から願わずにはいられません。
関係者の皆様に心からの御礼を申し上げつつ会場を後にしました。