日本アンプティサッカー選手権大会に協力
常務理事 加藤慎一
RA東京は、2016年10月1日と2日の両日行われた「第6回日本アンプティサッカー選手権大会2016」に審判協力を行いました。
会場は、神奈川県川崎市にある「富士通スタジアム川崎」。
かつてロッテ(現千葉ロッテ)の本拠地だった川崎球場がアメフト専用スタジアムに模様替えしてできた球技場で、人工芝が敷き詰められたきれいなフィールドでした。
大会には審判員として、地元RA神奈川より4名、JAFA(日本アンプティサッカー協会)より2名、
そしてRA東京からは常務理事の加藤と理事の吉田豊宏の2名、合計で8名が参加しました。
うち、RA神奈川の会員1名とJAFAの1名はRA東京の会員でもあり、RA間とJAFAとの結びつきの深さが感じられました。
私は2年ぶりの参加でしたが、久々のアンプティ大会の体験で、過去とは違った面をいろいろ見ることができました。
選手は、前回に比べ個人個人がレベルアップが著しくチームとして完成度があがっていた感じがしました。
どのチームにも日本代表がいて大きな存在として中心となっていたチームから、どこから誰からでも攻められるチームに変わっていました。
また、選手のルールに対しての理解度も上がっていました。
以前はクラッチに故意に当ててハンドリングを要求したり、当たれば即ハンドリングという理解でアピールされていたのが、
今回は理解が深まったのかアピールもほとんどありませんでした。
初日の夜には今後変更される競技規則の伝達会がありましたが、
全チームが参加し審判団と学習しました。このようなチームの姿勢に感心させられました。
審判の側では、JAFAが審判部を作り専従の方が審判をされました。
内部改革が感じられ、先の伝達会もそうですが、とても前向きのことを進めておられました。
中から変えていこうという姿勢がよく感じられました。
参加した審判員も前回に引き続きの参加が多く、事前研修する等意識も高く、経験を
もとにレベルアップして大会に臨めました。
今回、大会協力をしてきたRA神奈川、RA東京に加え、研修という形でRAちば、RA埼玉の方も大会に参加されました。
視察と見学研修に加わって仲間が増えました。
関東で行われるこの大会に、関
東地域のRAが結束して協力する日も間近だと感じました。
来年はぜひ各地域から審判協力に参加して、皆で学び合いながら大会を盛り上げたいものです。
私は初日に予選リーグ2試合の主審、最終日に5位決定戦の主審と決勝戦の第2審判を担当することができました。
決勝戦は2年前に経験した時と同じ川崎と九州のチームの対戦、その時と同じぐらいの
熱戦となり、レベルの高い難しい試合になりましたが、
川崎が勝利し昨年優勝の九州から王座を奪還しました。
各チームとも2日で4試合、最後の決勝戦は延長戦というハードな戦いでしたが、
選手も審判もすがすがしくサッカーをすることができました。
今回も仕事の合間を縫っての参加でしたが、このような場を提供していただいたJAFA、そして快く送り出してくださったRA東京に感謝申し上げ、
障がい者スポーツの発展に今後も尽力しようと思っています。
本当にありがとうございました。
早嵜理事長と大会審判団
決勝戦審判団(一番左が筆者)